VRの特性

1. 再現困難なシチュエーションを再現できる

VRトレーニングでは、CGを活用した表現を行うことにより、現実では再現が
難しい環境下でのトレーニングを容易に行うことができます。

2.「何度でも繰り返しトレーニング」を行える

VRトレーニングは場所・時間を選ばず、満足行くまで何度でも繰り返し
トレーニングを行い、体に動作を覚えさせることができます。

3. スペースを取らず、一人でトレーニングを行える

VRゴーグル1つのみで、広いスペースを必要とせずにトレーニングを行えます。
また、サポートや練習相手を必要としないセルフトレーニングが可能です。

勝つために必要なトレーニング

反復トレーニング

反復練習は対象への反射や反応の速度といった、直感的な活動能力を鍛えるために必要不可欠です。チームの練習時間や練習相手の都合に縛られず多くの回数を、単なるイメージトレーニングではなく3DオブジェクトをターゲットとしたVRトレーニングを活用することで、より高い効果を得ることが可能となります。

状況判断トレーニング

試合に勝つための重要な要素として、フィールドを俯瞰で把握したり戦況を判断できる能力が必要です。一般的には、チーム練習や練習試合を通して能力を高めていきますが、体験機会を増やしたり理解を広げるのは容易ではありません。VRによるシミュレーションは、それらを効率的にトレーニングすることを可能とします。

トレーニングのPDCAサイクル

球技や対人スポーツなどは、記録を競うスポーツではないためトレーニング結果を定量的な数値で評価することが困難です。VRトレーニングは、手軽にバリエーション豊富な状況をトレーニングし、その結果を数値化することで技能レベルが把握でき、また、課題・傾向を顕在化させることも可能とします。

国内外のVRトレーニング事例

■ ゴルフ

国内外で多数のVRトレーニング用アプリケーションが公開されております。センサーと連動させスイング軌道を再現したり、打球の軌道をシミュレーションするといった形で役立てられております。

■ アイスホッケー

米国「NHL」は、アイスホッケー向けVRトレーニングプラットフォーム「Sense Arena」を所属選手が利用していることを公表しています。ゲーム展開をシミュレートした動きを個々に確認するなどに役立てられています。

■ MLB・NPB

米国「MLB」においては、多数のチームにてVRトレーニングを導入しています。打者が対戦する投手の球速や投球フォームを事前に体験して準備するのに使用されています。日本のプロ野球でも同様に利用され始めています。

シンフォニアからのご提案 = スポーツVR・開発製品例

野球・ 内野守備のVRトレーニング

野球の内野守備の練習用のVRトレーニングです。通常の守備練習には少なくとも打球を打ってくれる人が必要ですが、このVRトレーニングでは飛んでくる打球を自由に設定したVRでのノックが行えます。
試合の中で投手が投げ、打者が打った打球が守っている自分のところに飛んできます。

機 能

打球設定:角度範囲の設定(左右・高さ)、速度設定(20~200km超)
ポジション設定:投手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手
ルール設定:3アウト制、得点性、指定得点、無制限
データ記録:キャッチ数、ファンブル数、非接触エラー数、エラー率など
その他:設定保存、利き手選択、グローブ位置調整、球場選択など

サッカー「認知」「判断」のVRトレーニング

サッカーにおいて、状況を的確に把握し予測する「認知」、認知した上でどのようなプレイを実行するかという「判断」、この2つの力を磨くことに特化したVRトレーニングです。自分に回ってきたパスをどこにどのような形で出すか瞬時に選択、自分の周りの選手の位置関係がどうなっていたかの検証、といったステップで進めます。

機 能

チュートリアル:コントローラーの使い方を練習
トレーニングシーン:試合進行状況、得点状況、プレイ位置、によって複数のシーンを用意(デモ版では1種類のみ)
プレイヤー位置把握力測定テスト:自分がパスを受けた段階で、どの選手がどの位置にいたかを振り返り、その正確性を検証します。
判定結果:「パス判断」「位置把握」のトレーニングの結果を数値で算出します。

「野球」「サッカー」以外にも多くのスポーツ競技においてVRトレーニングの有効性が発揮できるものと考えております。
オリジナルのVRトレーニング開発のご要望がございましたら是非ご相談ください。

VRトレーニングのご利用について

スポーツ競技用VRトレーニングのご利用に関して、以下の3つのパターンにてご提供・ご協力が可能です。

シンフォニア提供のVRアプリをご利用

シンフォニア開発によるVRアプリを、そのまま、あるいは必要なカスタマイズを加えた形でご利用いただく形です。VRアプリご利用基本料金とカスタマイズ費用にて提供させていただきます。 詳細はお問合せください。
(2022年7月現在において、本パンフレット記載の2製品いずれも開発段階のためご提供開始時期についても別途ご案内させていただきます)

VRトレーニング製品の共同開発

シンフォニアの2つのVRトレーニング、あるいは別な競技やテーマによるVRトレーニング製品を、共に開発いただく形となります。トレーニング手法や技術に関する開発面でのアドバイス、完成したVR製品のご購入あるいは販売に関するご協力、開発資金面のスポンサーシップなど、可能なパートナーシップの形を協議させていただければと存じます。

フルオーダーでのVRトレーニング開発

ご要望に応じたVRトレーニングをゼロから開発させていただきます。
課題や実現したい内容などをヒアリングさせていただきました上で、シンフォニアよりご提案お見積もりを差し上げます。
使用するハードウェア、トレーニング手法など、すべてクライアント様のご要望をベースに技術設計から開発まで進めさせていただきます。
完成品の権利はすべてクライアント様に帰属する形となります。